Chat GPTは第四次産業革命か?社会と障害者への影響を考える。

Chat GPTって何?と思われる方がほとんどだと思いますが、以前にICTが障害者の暮らしを変える記事を書きましたが、それよりはるかに障害者だけではなく社会に大きな影響を与えそうなので書きます。
まずはChat GPTとは、OpenAI が開発した人工知能で、ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えるチャットサービスです。2022年11月に公開されてから、回答精度の高さが話題となり、利用者が増加しています。

今までも「オッケーGoogle」とかで会話をして電気やエアコンの操作や質問に答えてくれていますが、Chat GPTの凄いところは人間のように答えが返ってくることのレベルが違いすぎることころです。

例えば、『100文字以内で宮村孝博を説明して』とお願いすると、

『宮村孝博さんは、重度の身体障害を持ちながら、パソコンを使って文章を発信することで、自らの考えや感情を表現し、社会的な問題提起を行っている活動家でもあります。彼の文章は、障害者やマイノリティの人々が直面する問題や、彼らの声を届けることに注目し、社会的な意識の向上に向けたメッセージを発信しています。彼の活動は、障害者差別の是正や社会の多様性の実現に向けた一歩として、多くの人々に支持されています。』

こんな感じで答えが返って来て私は感動しました。

Chat GPTは他にも東大の入試問題を30秒で解いたり、かなり難しいプログラムも作れプログラマーが必要なくなるレベルで、翻訳も完璧で翻訳士も要らないし、恐るべき能力です。よく考えると、何かを調べて自分の意見や感想を書くというライターの仕事はChat GPTがもう少し進化を遂げたらなくなる時代が来るでしょうね。同じように作家、弁護士、医者、プログラマー、金融投資のトレーダーなど様々な職種の人たちに多大な影響を与えるでしょう。

なぜChat GPTがここまで優れた人工知能なのか?というと、ネット上の膨大なデータ、論文、ブログや書籍などのデータを取り込み学習をさせ、もしChat GPTが答えを間違えたら人間が直すという繰り返しの作業がすごいスピードで積み重ねられているからだそうです。

この優秀で開かれたAI、Chat GPTが今後私たちの暮らしにどんな影響を与えるのでしょうか?第3次産業革命はコンピューターの登場によるもので、20世紀半ばから20世紀後半とつい最近までの話ですが、人々の暮らしに大きな変化を与える技術を革命というなら、このChat GPTの登場も第四次産業革命と言えるでしょう。そして、こういう革命のたびに雇用が奪われると騒がれますが、そのたびに新たな雇用が生まれ社会が大混乱になる事はあまりなく、暮らしがだんだん豊かになっていく実感がありませんか?

Chat GPTは今までの産業革命に匹敵する技術で、現在のレベルがアメリカの有名大学を合格するほどのものらしく、進化を遂げればアインシュタインやニュートンを超える知能になる可能性も大いにあり、社会にどんな変化をもたらすのでしょうか。技術の進歩は指数関数的に発展をしているので、私が生きてる間に、人間の脳と同レベルのAIが誕生する時点=シンギュラリティ(技術的特異点)を超えた社会が見られそうで、怖いような楽しみのような複雑な気持ちです。

この想像すらつかない社会の始まりであるChat GPTが障害者の暮らしにどんな影響を与えるでしょうか?まず脊髄損傷や神経系の障害はIPSやゲノム解析が進むと治るでしょう。他にもパーキンソン病の治療をIPS細胞で行う研究が進んだり、難病の新薬やがん治療も大きく変わるでしょうね。障害をカバーする技術革新はそろそろ特異点でChat GPTによってはそうは変化がないと思うけれど、障害者は最新技術に触れる機会が乏しいのでChat GPTによって広まれば今は何もできない障害者が情報によって社会の一員として活躍できる機会が増えるのではないかと思います。障害者にとって情報に触れることで人生を変えることがあり、Chat GPTは知的障害者だと会話するように調べられるので、色んな情報に触れやすくなり社会で活躍する手助けになるでしょう。

それとICTを活用している障害者はChat GPTにより活躍の場が奪われそうですが、必ず新たに活躍の場が生まれてくるので時代の流れに乗り遅れなかったら大丈夫だと思います。これは健常者にも言えますが既存の習慣や物事を維持しようとすると新たなことが始められなくて時代の流れに乗り遅れます。特に障害があると今を維持したいと思いがちで気をつけたいです。

気になるのが一部の入所施設のような場所です。ICTも活用しきれてないうちにChat GPTが開発され、ますます時代の流れに取り残されるのではと心配になります。しかし、コロナの時はリモート面会にICTを活用した施設も多く、以前やっていたことをやるためには技術を活用する発想は出てくるようです。新たなことをやる発想が出にくいのが大規模入所施設に多く、これは日本の団体に多いですが規則や伝統、しきたりを守るため、Chat GPTのような革命が来ても取り入れられず戦後と同じような介助をする入所施設が多そうです。

夢のような技術も使う人間の気持ちで活用ができない技術もあり、日本人の気質として新たな技術を取り入れるまで時間がかかるので、時代の流れに取り残されないようにしたいですね。

「夢を叶える145」ライター宮村孝博
1974年10月22日 誕生
1980年 城山養護学校小学部(現在城山特別支援学校)に入学(丁度その前年に、障害者の義務教育が開始)
1992年 城山養護学校高等部商業科卒業。と同時に、父が運営する関金型に就職。母の手を借りながら、部品加工のプログラムを作成。
2003年 父が亡くなり失業。母も足の難病に罹り、障害者二人暮らしが始まる。
2006年 「伝の心」と出会う。
2017年 「夢を叶える145」ライターデビュー 「チャレンジド145」プロデュース
趣味、囲碁、高校野球観戦
春と夏の甲子園の時期はテレビ観戦のため部屋に引き篭もる
1974年10月22日 誕生
1980年 城山養護学校小学部(現在城山特別支援学校)に入学(丁度その前年に、障害者の義務教育が開始)
1992年 城山養護学校高等部商業科卒業。と同時に、父が運営する関金型に就職。母の手を借りながら、部品加工のプログラムを作成。
2003年 父が亡くなり失業。母も足の難病に罹り、障害者二人暮らしが始まる。
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